温度履歴管理技術（レコーダの動向と食品製造への導入例）

摘要

記録計は，電気信号や電気信号に変換された工業量·物理量などを測定し，アナログ波形として記録紙上に連続的にデータを残していくための測定器である。 主にその記録結果から，制御状態の良否や物質の特性·性能，異常現象の程度（レベル）を読みとるために用いられる。 記録計は歴史的にも非常に古く，1951年に横河電機製作所（現横河電機株式会社）が国産初の電子平衡式記録計を製品化して以来，汎用測定器として多くのユーザに親しまれている。 一般的に記録計は，他の測定器に比べると次のような利点がある。