新しいガラス研磨レソズ製造法（Laplike法）の提案

摘要

かつては貴重品と扱われ一部のユーザーに支えられていたカメラは，コンパクトカメラの出現とともにその扱いは大衆品へと変わり，さらにデジタル化の波によって，誰もが日常的に携帯し気軽に記録するための媒体として広がってきた。特にデジタルカメラの出現は，カメラの概念そのものを変化させるとともに，レンズ製造に対しても大きな変化をもたらした。デジタルカメラが携帯電話などにも組み込まれることで，毎日の生活の中でカメラを意識せずに使うようになってきており，幅広い用途にあわせて製品も多種多様化してきて－いる。 このような状況の中，デジタルカメラで用いられるガラスレンズは，従来にない製造形態が求められており，製品ライフの短さにあわせて非常に短い期間で大量に製造を行なうといった短期集中的な生産形態が望まれている。