医療関連部品の計測に最適な方法を探る：生体医用デバイスの測定·検査には多くの方法がある。では、どの方法が最適だろうか？

摘要

部品にもっとも適した測定装置を見つけたい。なかには多彩な製品を取り揃える計測機器メーカーもある。そうした場合、この意義はとくに大きい。その典型がMitutoyo社（イリノイ州オーロラ）だと、同社で画像光学式製品のマネージャを務めるAllen Cius氏はいう。同社は6千種を超える製品を提供している。実に、ノギスから、大きさが自動車ボディ全体ほどもある対象を測る水平アーム形CMMにまでおよぶ。そのMitutoyo社の主要な計測装置システムは、基本的に3つの製品グループに分かれている。画像測定システム、形状測定器、CMMの3つである。「画像測定システムでは、カメラと高分解能なZ軸スケールにより、3D形状を極めて高精度に測定できる」とCius氏は言う。形状測定器は、専用の装備を用いて、表面粗さや真円度、輪郭形状を測る。また、CNC制御の3軸CMMなら、プログラムにしたがい、プローブや専用センサで部品を計測してくれる。