故障予測を素早く行い,良い設計につなげる “インタビューFMEA”のススメ 最終回 インタビューFMEAの効果と良い設計のために

摘要

FMEAを学問的にやりたい人や企業は少ない。本来やりたいこととは，余封な出来事，故障を含めた問題などを発生させたくない，つまりは未然防止をしたいのである。セミナーでも，冒頭に確認させていただいているが，技術者にとっては，技法を学びたいのではなく，問題を防ぎたい人がほぼすべてである。しかしながらFMEAというものは，なかなか効果がわからない。効果の確認が難しい。未然防止というものは，余計なこと（問題，不良，故障など）が起きないことで達成されるが，まともな製品を設計し製品化するということは，余計なことが起きないようにすることである。未然防止がうまくいっていると，何も起きない。起きてしまったときに「なhでちゃhとやっていなかったのだ」となる。納期優先，スケジュール優先を指示，フォローばかりされていると，「ちゃhとさせなかったのは誰なのか」「監督責任は誰なのか」といいたくなるが。