製品·システムの複合化に対応した設計を支援 対話形式で解きほぐすModelica活用法: 第7回 振動系のモデリング（その1）

摘要

今回から3回にわたって振動系のモデリングを扱う。今回は振動と言う現象を紹介するとともに，代表的な振動系に関して定式化，Modelicaで方程式を直接解く手順を説明する。振動と言う現象を理解するために，多岐にわたる振動を分類した例を表1に示す。現象として，自由振動，強制振動，過渡振動，自励振動，対象として，1自由度系（単振動），多自由度系（連成振動），無限自由度系（連続体の振動）などに分類される。また，減衰振動／非減衰振動，線形振動／非線形振動と言った分類もある。