高調波抑制対策技術の最新動向：高調波電流測定法

摘要

測定は測定設備および測定方法を供試機器に適切に応用してはじめて正しい測定が可能となる．測定と対策は切っても切れない関係にある．測定に再現性がなければ効果的な対策は不可能である．測定回路により測定値が変化したり，供試機器の運転条件で発生量が変化することも事実である．効果的な対策をするためには正しい測定方法を理解することが不可欠である．測定法の内容を分かりやすく解説し，留意点を述べる．測定法の国際規格動向についても概略紹介する．