最近の技術動向: 1. 环境技術

摘要

当会では、地球環境保全の観点から、1998年に建設省（現国土交通省）からグリーン庁舎計画指針に基づく環境配慮形電線·ケーブルの開発と規格作成の要請を受け、低圧電力用、制御用および通信用の各種電線·ケーブルについて、環境に配慮した「EM（エコマテリアル）電線·ケーブル」の日本電線工業会規格(JCS)を作成してきた。EM電線·ケーブルは、①被覆材料にハロゲン元素を含まないため、燃焼時に人体に有害なハロゲン化水素ガスなどが発生しない。②被覆材料に鉛などの重金属を含まないため、土壌汚染がない。③燃焼時の発煙量が少ない。④燃焼時に腐食性ガスを発生しない。など、環境にやさしく、被覆材料をポリエチレン系に統一しているため、マテリアルおよびサーマルリサイクル性に優れているとともに防災安全性に優れている特長がある。