技術士としての最近のサポイン支援事例紹介「Ｎｉ基超合金の鍛造及び熱処理の技術開発動向」 - (PPT)

摘要

超合金鍛造の課題と今後の展望１．第二次大戦後の占領政策により我が国の航空機産業の発達が遅れ、ジェットエンジンのタービンブレード製造技術の発展は大きく出遅れたが、努力の甲斐あって米国の航空機産業の信頼を確保できるようになった。２．航空機ジェットエンジンブレードの製造産業、特に中小企業の製造技術レベル向上は不可欠である。３．航空機産業は政府や防衛省などと連携して知中長期的な技術開発は不可欠で、米国では２５年に１回程度の新材料技術クスルーを毎年２００億円程度の多額の開発資金を投じて実現し、世界の航空技術をリードしてきた。４．我が国はもっと早いスピードの新技術開発が必要である。には、中国は米国に次いで多数の技術者を送り込み、しかも論文発表も多かった。またロシアにおける研究にも注目する必要がある。今後、日本も超合金材開発投資を増加させ、早く米国にキャッチアップする必要がある。６．一方日本からの論文発表や参加者は少なく、今後積極的な開発をしていかなければならず、しかも中小企業のレベルアップは重要である。７．今回は最近のNi基超合金７１８を中心に文献の調査結果をのべた。現在進行中のＮｉ基合金鍛造サポインプロジェクトの内容については言及を避けたが、是非成功させたいと願っている。特に微細ナノ結晶組織化による超塑性鍛造品の量産を可能にする鍛造技術開発が重要。