体内遺残防止からみたⅩ線造影糸の条件

摘要

手術における安全対策として手術器材の体内遺残防止は重要である。 特に、遺残の可能性としてガーゼの頻度は高く、合併症の観点からも再手術での摘出が必要となる。 遣残防止のためにはガーゼカウントに加えてX線造影糸を織り込hだガーゼを使用して術後に撮影することが行われている。 しかし、X線造影糸は骨などの組織と重なった場合にはX線撮影での確認が困難となる場合がある。そこで、手術用ガーゼ中のX線造影糸本数によりガーゼの確認が改善できるのかを検討した。