輸液監視装置の開発

摘要

河村ら、石川らなどインシデント事例の分析は多く報告されているが、どの報告においても輸液セットの流量設定ミスや操作ミスなどの、輸液·投薬関連の事例が多くを占めている。 それに対し、厚生労働省では平成15年3月に「輸液ポンプ等に関する医療事故防止対策としてについて」で輸液ポンプ等の輪液用機器の設定への各種安全対策を指示し、対応機器が医療事故対策適合品として販売されている。また平成17年3月には「輸液セット等の滴数規格の変更」が通達され、数種あった輸液セットを20滴/CCと60滴/CCの2種類に統一するように指示している。