麦秋なすの殺虫剤悼減栽培への取り組み

摘要

高梁地域では昭和54年境から水田転換作物として夏秋ナスの栽培が始まり，現在では高梁市のほぼ全域で栽培されています。 県内でも比較的古い産地であります。 しかし，高齢化や慢性的な単価安で生産意欲の低下，生産物の品質低下等の発生，産地規模の縮小が問題となっています。 また夏秋ナスは害虫の発生が非常に多く，病害虫防除が負担となっている場面が見られます。 一方で，消費者からは農産物の安全性確保が強く問われており，化学農薬の低減は産地に課せられた大きな問題でもあります。 そこで，農薬の使用低減を目的として，I PMの考え方に基づいた害虫防除について紹介します。