飼料のカルシウム牡鹿と卵殻質改善効果

摘要

ニワトリの卵の殻は主に夜間に作られる。 そのため卵を作るためのカルシウムの要求量はH内で大きく変動し、午前中は要求量は少なく、午後から夜間は多くなる。 しかし、普通の飼料にはニワトリがえり好みしないように小粒の炭酸カルシウムが入れられている。 そこで、ニワトリの日内要求量に合わせてカルシウム粒度を変えた飼料を給与してみた。 大粒カルシウムを給与すると長時間、消化管内にとどまり、吸収されて卵殻質がよくなるという仮説で、小粒（〇．八～二．〇mm）　 のカルシウム飼料を朝、午後とも給与する区、朝に小粒、午後に大粒（二．〇～四．〇mm）の飼料区、朝に大粒、午後に小粒の飼料区、朝も午後も大粒の飼料区の比較をした。 なお、飼料のカルシウム含量は三．四％で一定とした。