アルミニウム溶解炉専用リジェネバーナの開発

摘要

近年，地球環境問題の中で地球温暖化問題が世界の最重要課題として大きく取り上げられており，廃熱回収により大きな省エネルギー効果が発揮できるリジェネバーナは，日本の様々な産業分野の工業炉を中心に導入が進hでいる。中でもアルミ溶解炉は1，000°C以上の高い炉温で大量のエネルギーを消費することから，リジェネバーナが数多く採用されている。一方で，メンテナンスに悩まされるというユーザーからの声も数多く寄せられた。本稿ではアルミ溶解炉に採用されたこれまでのリジェネバーナ（以下，従来型）の問題点を解説しながら，写真1に示すアルミ溶解炉専用に開発したリジェネバーナ（以下，新型）の特長について紹介する。