日本に於ける耐火物製造法の変遷（第13回）昭和30年代Ⅱ

摘要

耐火物の生産量は昭和30年代に急速に回復し，昭和30年代前半に戦前の最高生産量を超えるところまで来ました。生産量の急増に設備の増強が行われ，旧設備の新設備への更新も行われました。戦前からの生産方式ジョークラッシャで租砕，フレットで粉砕し，ウェットパンで混練，手打又は小型プレスで成形，平床ドライヤーで乾燥，倒焔式単独窯又は鉄砲窯での焼成と云うパターンから多くの各種機械が使用されるようになりました。