感圧塗料による風洞試験圧力場計測手法の開発

摘要

風洞試験における圧力計測は，従来は圧力孔による離散的な点計測であった。 これに対して近年感圧塗料による模型表面全域の光学的圧力計測法が，低コストで生産性の高いデータを得る画期的な方法として世界各国て研究されている。 しかし，本手法には画像データの計測ノイズ，感圧塗料の温度依存性等の圧力計測精度を低下させる要因が含まれており，的確な試験，データ処理が技術課題ときれている。 これらの技術課題を克服するため，航空宇宙技術研究所と共同で技術開発を行い，感圧塗料による圧力計測試験手法，データ処理手法を確立し，風洞試験手法として実用化した。