超音波によるエア漏れや設備の劣化検知：携帯型超音波検知ツール「リークディテクターII」の活用

摘要

エネルギー多消費型産業である鋳造業においては、CO_2 25％削減に代表される省エネルギー·環境配慮の取組みが中期的課題として挙げられており、具体的な取組みの実施が求められている。弊社では、2001年に設備診断を効率化する巡回点検支援ツールの1つとして超音波検知ツール「リークディテクター」の販売を開始し、それから10年近くが経過しようとしている。販売開始後、ユーザのニーズを取り入れたモデルチェンジを経て、現在も多くのユーザにご利用頂いている。本稿では、モデルチェンジした「リークディテクターII」の機能に加えて、その役割とユーザの現場でどのように活用されているかを紹介する。