「風力発電機位置決定方法及び風力発電量予測方法」に基づく風況評価

摘要

近年、地球環境問題への意識が高揚するなか、CO{sub}2 を排出しないクリーンエネルギーとして、また有限な地下資源に依存しない新しい純国産エネルギーとして、風力発電が注目されており、風力発電施設が数多く検討、建設されている。 このような状況の中、風力発電を建設する前の事業性評価として、風況評価、発電量評価が必須となる。 風力発電の賦存量を評価する手法としてはデンマークで開発されたWind Atlas Analysis and Application Program(WAsP)が欧州で広く用いられている。しかしながら、日本国内の複雑な地形が対象となる場合はWAsPによる評価では対応しきれない場合がある。