JR東日本研究開発センターの概要

摘要

JR東日本は「技術サービス企業」として技術とサービスの両面において「世界一の鉄道」「On Demand な鉄道-e◎train-」を目指し，技術創造，価値創造により鉄道システム全般を革新していくことが必要であり，新しいJR東日本研究開発センターはその牽引車としての役割を担っている．研究開発体制としては，今回これまで分散していた研究組織を統合し4つの内部組織（フロンティアサービス研究，先端鉄道システム開発センター，安全研究所，テクニカルセンター）を持つ本社附属機関としてJR東日本研究開発センターを発足させた．今回，自前の試験装置を整備することにより，従来，フィールド試験のために要していた多くの手間や時間が省け効率的な開発が可能となるほか，長期耐久試験を短時間で集中的に行う「加速·促進試験」により，開発期間の短縮が可能となる．