営団（現·東京メトロ）におけるチョッパ制御電車開発の想いで（5）

摘要

AVF 制御における主回路の概略ツナギは，すでに力行時を図-27 に，回生時を図-28 に示したように，界磁コイルは直巻（F1）と可変界磁（F2）に分割され和同的に結合されている。可変界磁コイル電流は速度上昇による通流率の増大によって自動的に減少し弱界磁となり，最終界磁では直巻のみになる．可変界磁の分路抵抗はすでに述べたが，電流·電圧の脈動を従来のチョパ制御と同程度に抑え，変圧器起電力による間題が生じないようにするものである．ここに図-29～32 に 7000 系及び 6000 系車両の主回路ツナギと電車性能曲線を示す．また，図-33 に 7000 系の通流率-界磁率特性を示す。