3次元熱伝導を考慮した過渡応答法によるディンプル面の熱伝達特性の計測（60度傾斜ティアドロップディンプルの伝熱性能評価）

摘要

球状ディンプルとティアドロップディンプルによる伝熱促進性能評価を行った前報的に続いて本研究では，60度傾斜ティアドロップディンプルの伝熱性能評価を行う。過去の研究を参考に，高密度にディンプルを敷設し，熱伝達性能を高くした上で性能比較を行うため，流路高さ·投影直径比を1.0，深さ·投影直径比を0.25で一定とした3種類のディンプル面（前報で用いた球状，傾斜なしティアドロップに加えて60度傾斜ティアドロップ）を用いた。3次元熱伝導を考慮した過渡応答法を用いた伝熱実験に加え，油膜法的と相関法PIV （Particle Image Velocimetry）を組み合わせた流れの可視化を行い，壁面近傍での流れの向き，流れの剥離·再付着と関連付けて60度傾斜ティアドロップディンプル面の熱伝達率分布を調べた。