本報告は、農研機構'遺伝資源センターとネパール農業評議会（NationalAgriculture Research Council, NARC)との間で締結された合意に基づいて実施されたマメ科遺伝資源探 索の報告である。共同探索は、2016年10月26日から11月10日にかけて、ネパール西部 地域において実施された(Fig.1)。探索の結果、合計69点が収集あるいは記録され、収集品はネパールのジーンバン ク（National Agriculture Genetic Resources Center, N ARC)に保存された(Table1)。その後、保 存種子のサブセットはFAOが主導する国際遺伝資源条約ITPGRFAの定型の材料移転契約 Standard Material Transfer Agreement (SMTA)を用いて農研機構、遺伝資源センターに移転さ れた。遺伝資源センターでは、導入遺伝資源を種子の形態（色と大きさ）に基づいて、8属 17種98ァクセッションとしてパスポート登録を行った。主要な種としては、ダイズ19点、 ィンゲンマメ 22点、ァズキ9点、ケツルァズキ9点、リヨクトウ6点、ツルァズキ8点、 ササゲ14点がある(Table1)。
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