ラオス国における商品作物振興のための営農指導とその効果一JICA技術協力プロジュクト「南部メコン川沿岸地域参加型 灌漑農業振興プロジェクト（PIAD)」を事例として一

摘要

ラオスは熱帯モンスーン気候帯に属する農業国で、農家は雨季（6-10月）の天水稲作 を中心とする自給自足的農業を営hできた。近年商品作物の生産が徐々に広がりつつある。PIADは農民参加による水路整備、水利組織強化および商品作物振興のための営農改善を 目指したJICA技術協力プロジェクト（期間：2010年11月 一2015年11月）であり、南部サヮ ナケート県内のサイプリ郡、チャンボン郡に設置された5つの地区が対象であった。水路 整備が先行して実施され、営農改善は2012年から本格的に開始された。