熟成にhにくエキス含有食品摂取による 冬から春における抗疲労効果に関する研究-ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験-

摘要

にhにくにはさまざまな加工方法がある力s，にh にくを熟成させる方法としては，にhにくを高温' 高湿の環境に長時間置く方法やアルコール水溶液に 長時間浸漬する方法が知られている。加工方法の異 なるにhにくについて疲労回復および抗ストレス作 用を調べた文献によると，生にhにくジュースの 低用量投与では疲労回復作用を示したが投与量を増 やすとその効果は減弱し，熱処理にhにくおよび乾 燥にhにく粉末では作用が出現しなかつたことが報 告されている。一方，アルコール水溶液抽出による 熟成にhにくエキスでは明らかな体力増強作用，疲 労回復促進作用，および抗ストレス作用が認められ ており，加工方法の違いによりその機能が異なるこ とが示されている。なお，にhにくを高温'高湿の 環境に長時間置く方法により熟成させたにhにくに ついては学術的な報告がいまだ少ない。