第6回　アルコール依存症の事例への対応

摘要

今回は、アルコール依存症を取り上げる。 アルコール依存症は、従来より職場の3A（Alcoholism，Accident，Absenteeism）の1つとして重要視されてきたものであり、職場における重要なメンタルヘルス上の課題である。 EAP（Employee Assistance Program：従業員支援プログラム）は、労働縫合員であるアルコール依存症からの回復者が、労働組合員である仲間を助けようとするボランティア活動のなかから生まれたとされているが、米国においてはアルコール依存症や薬物依存症は、企業経営に重大な影響を及ぼす問題であり、強い関心が持たれてきた。