ズワイガニ，ァカガレイ保護礁の効果について

摘要

日本海の水深200~450mに分布する。地方名として 越前ガニゃ松葉ガニとも呼ばれ，日本海の冬の味覚を 代表する魚種である。福井県において産業上最も重要 な魚種であり，福井県の漁業生産額（91億円）の19% を占める（2006年）。福井県では底びき網で漁獲され る。メスは水深250m付近に分布の偏りが見られる。漁 期は11月~翌年3月になっている。福井県沿岸では，1962年には2,000 t以上あつた漁獲 量が1965年ごろから急激に減り，1970年代後半には200 t程度に落ち込hだ。近年では500 t前後で安定してい る（Fig.l)。急激な減少については乱獲の影響が，緩 やかな回復は減船等の漁獲努力量の削減効果と考えら れるお。