ヤスキハガネのモノづくり文化再生へ

摘要

工具鋼や電線材料の製販、次世代材料の開発·拡販を進める日立金属の次期社長として4月から、平木明敏代表執行役執行役常務（技術開発本部長·品質保証本部長·取締役）が就任する。平木氏は自ら「亜流」とする材料畑が長いが、高橋秀明現社長が進めてきた改革を強化する意思を示す。18年度中期経営計画（16－18年度）に治って、営業利益1千億円＝一流企業を目指す日立金属の船頭となる。早速2月24日には日立金属工具鋼の真岡地区拠点に表面処理工場を開設すると発表し、今後も品質の再生や行き過ぎた縦割り制度のしがらみを改善していくとみられる。