日新製鋼が中国·南通に銅あらき鋼板工場を開業--新日鉄住金とタタの合弁も始動

摘要

日新製鋼は7月2日、中国の江蘇省南通市において日新製鋼（南通）高科技鋼板の開業式を行った。同工場は日新製鋼として堺製造所以外ではじめて設けた銅めっき鋼板製造拠点。同工場が建設された南通経済技術開発区は1984年末に国家戦略の一環として設立された。上海市からおよそ100キロの距離にあり、蘇州ともほぼ同距離に位置する。長江の河口北口にあり、海洋に通じる重要な水上輸送拠点ともなっている。長江デルタ地帯に存在することで上海とのつながりも含め、非常に利便性の高い開発区である。南通高科技鋼板の出資比率は日新製鋼90％、神鋼商事10％で2013年に設立している。式典には両出資会社をはじめ商連経済開発区管理委員会や地元関係者ら約100人が出席した。