－東京2020オリンピック·パラリンピック競技大会での採用に向けて－生分解性プラスチック製使い捨て食器具等の堆肥化施設での分解試験結果

摘要

生分解プラスチック製の使い捨て食器具及び生ごみ回収袋 は、過去には2005年の愛知万博で採用され、会場で出た食品 廃棄物と一緒に堆肥化される実証がなされ、それに続く岡山国 体でも弁当容器において採用されたが、それ以降は残念ながら 大規模なレベルでは使われていない。当協会企画調査委員会 の“東京2020オリンピック·パラリンビッグワーキンググルー プでは2020年に行われる東京2020オリンピック·パラリンピック競技大会（以下、"東京2020大会"と称す。）における、生分解性プラスチック製の使い捨て食器具並びに当該食器具及 び生ごみの回収袋の採用を目指して提案活動をしているが、関 係各者に対して東京近郊の堆肥化事業者でも堆肥化処理の実 施が可能であることを示すべくこのような試験を行った。試験の 実施にあたっては全国食品リサイクル登録再生利用事業者事務連絡会の協力をいただいた。