高効率酸素溶解装置の基本操作と保守、修理

摘要

育魚を健全に成長させるためには、飼育水の溶存酸素量(以下、g)の管理が非常に重要なボイン卜となります。空気中の酸素が水中に溶け込める量は、通気の強弱だけでなく、水温と塩分によつて上限が大きく異なります。特に水温の影響が大きく、水温が高いほど飽和溶存酸素量は少なくなり、高水温では強く通気しても、飼育水中のgは低水準で頭打ちとなります。また、塩分も飽和溶存酸素量に影響し、海水では淡水より酸素が溶け込みにくいと言えます。