日本大学LEBRAパラメ卜リックX線を用いた吸収コントラス卜像

摘要

電磁放射線の一種であるX線は，物質を透過する性質から医療現場での画像診断，電離作用による生体への影響 を利用したがh治療，回折現象を応用した結晶構造解析等へと利用されている。殊に画像診断に利用されているX線管では，内殻側の電子が加速された電子によってはじき 出されると，外殻側の電子が内殻側へと移動し，その際に特性X線が発生する。さらに，電子が軌道電子を抜けて原子核近傍に到達した際に電場によって運動エネルギーが失われ電磁波として放出される制動放射によつて制動X 線が発生している。