再生可能エネルギー由来の水素を利活用する東芝の取り組み

摘要

東芝グループは、これまで幅広い分野で水素関連の技術開発に取り組hできている。例えば燃料電池については、1960年代初頭には既に研究に着手しており、りh酸形燃料電池では1990年代に11MWの大容量事業向けシステムを開発し、その後200kWのオンサイト形コージェネシステムPC 25Cを商品化して世界中に販売した。2000年以降は固体高分子形の家庭用燃料電池の開発に取り組み、2009年のエネファーム商用開始以降、累積6万台超（2015年4月時点）の販売実績を有する。この他、水素製造技術では原子力の高温を利用するIS法や高温水蒸気電解法などの開発、あるいは水素の燃焼技術など、広範な技術分野について取り組hできた。