ガス流量計測のはなし 第10回＜ガスメータの歴史⑧ 外国の乾式ガスメータ(6)＞

摘要

前回に引き続き、外国の乾式ガスメータについて記述する。 写真1は1609年、燃焼ガスを発明したベルーギーの医者で化学者であった、ファン·ヘルモント(1579～1644)が書いた当時の書籍である。今回は、コイン式ガスメータ(Prepayment Gas Meter)とハードケースメータについて、オランダのGeorge Wilson社の資料に基づいて記述する。 コイン式ガスメータはメータにコインを入れ、あるガス量を使用すると、ガスが止まる仕組みとなっている。 いわゆる、プリペイドメータ(Prepayment Gas Meter)、日本では前金メータと呼ばれている、ガス料金前払い用ガスメータのことである。