最新の有害ガス除去技術（17）-ダイオキシン類除去技術（1）-

摘要

ダイオキシン類とは，有機塩素化合物でポリ塩化ジベンゾパラジオキシン（PCDD），ポリ塩化ジベンゾフラン（PCDF）とコプラナポリ塩化ビフェニル（コプラナPCB）を総称したものであり，ベンゼン核の水素が塩素と置換される個数と位置によって多数の異性体が存在する。 ダイオキシン類の毒性評価に当たっては，これらの異性体の中で最強の毒性を有する2，3，7，8-TeCDDの毒性を1とした時の他の異性体の相対的な毒性を毒性等価係数（TEF）で示し，これを用いてダイオキシン類としての有害性を（TEQ）で表現する。