触媒を用いた非平衡プラズマによる揮発性有機化合物の除去

摘要

産業の工程で揮発性有機化合物（VOCs）の大気への排出が問題視されている。 このため高効率，低コストのプロセスが必要である。従来は1,000ppm以上の濃度で触媒により酸化反応してVOCを分解していたが，非平衡プラズマ（NTP）を用いると低濃度での分解も効率よく行うことができ，高エネルギーの電子を生み出す。 しかし，存在時間が短い生活種などがあるため,放電反応場と触媒反応場を一緒にまとめる研究をする必要がある。 最近は触媒フィルターに金属を酸化したもの（SMF）を用いてVOCsを分解する研究が行われている。