IPCC WG 3--政策決定者向け要約の承認

摘要

2月28日～3月3日，ガーナ·アクラにおいて,IPCC第6回第三作業部会（WG3）全体会合が開。 ここでは第三次評価報告書Ⅵ唱3の政向け要約（SPM：Summary for Policy Mkers）の採択が行われた。 IPCC第3次評価報告書は，気候変化予測を扱うWG1,温暖化の影響。 適応を扱うWG2温暖化への対策·政治経済的側面の評価を扱うWG3の報告書賢者および統合報告書の4部構成となる.WG3報告書では,気候変化の緩和対策について5技術的対策のみならず，京都議定書に基づく対策を講じた場合の社会的経済的な影響等を含め，経済学を始め社会科学まで幅広く含めた総合的な評価を行つている。これまで本誌でも報告してきた数回にわたる代表執筆者会合や種々の専門家全合,専門家と政府による査読プロセスを経て，本会合は最後の審議の場であった。審議,パラごとに,時代は文ごとに行われ，非常に長い時間をかけるものであった。 具体的にはSPMの検討と承認,さらに報告書そのものの受諾であった。