綜合飲料事業における省エネ·節電の取り組み

摘要

自家発電をフル稼働させ，他社にも電力供給をするなど電力需給対策に大きく貢献した同社の省エネ·節電の取り組み。エネルギー管理体制も見逃せない。キリングループでは長期環境ビジョン（図－1参照）の下，「資源循環100％社会の実現」を目指し，水資源·生物資源·容器包装·地球温暖化を4つの柱としたさまざまな環境活動を取り進めている。とりわけ，エネルギー分野では，地球温暖化防止のため，地球が吸収することが出来る量までCO_2排出量を削減することを目指している。また，キリングループでは，長期環境ビジョンの下，バリューチェーン全体のCO_2排出量削減に向けた長期目標を2009年8月に「低炭素企業グループ·アクションプラン」（図-2参照）として定め，CO_2排出量削減に積極的に取り組hでいる。特に国内の綜合飲料事業（酒類·飲料事業のこと。以下，国内酒類·飲料事業と記す）では，地球環境に配慮した事業活動を通じて，自ら使用するエネルギー使用量を削減することでCO_2排出量削減を図っている。