ボイラー運転効率化によるエネルギー使用量の低減

摘要

当工場には蒸気供給用として小型貫流ボイラが2台あり，日ごとに主機と補機を入れ替え交互運転し，ドレン回収により蒸気の再利用を図っている。省エネ活動を進める中で，①ボイラの灯油使用量が多い，②ラインからの遠隔操作間違いにより，昼夜勤務のシフト間も無駄に燃焼していることがある，などの問題点が指摘された。そこで，以下の改善を行った。生産設備3ラインからボイラ燃焼指令を送る振作方法を統一する。缶底ブロー時間を誰が操作しても同じになるように定量化を図る。蒸気配管ルートの露出箇所に保温材を取付け温度低下防止を図る。