破壊確率関数の形状母数の簡単な推定法

摘要

破壊発生点分布から破壊発生条件を求める方法を考察した。 (1)全ての破壊発生が応力最大点より外側であるような材料では，Bereminモデルが適用可能であり，破壊靱性試験の破壊発生点分布から，破壊発生確率F{sub}iのWeibull勾配のm値を容易に求めることができる。 (2)破壊発生点が応力最大点の内側にも分布しているような材料では，破壊発生条件の推定には，破壊発生点分布を支配する要因を検討することが必要である。