非原子力分野におけるRBM ガイドラインの作成

摘要

近年、工業分野においてプラント機器の保守管理、設計製造に対して、リスクを受容した上で、安全性、合理性の追求やコスト低減を行う管理手法の必要性が高まっている。 欧米で軋電力·ガス、石油·科学などのエネルギ装置産業においてRBI（Risk Based Inspection）の導入が進められているが、我が国では未だに適用事例はごく限られたものとなっている。 このような事情に鑑み、本委員会では、非原子力分野の圧力設備について、RBIの国内外の技術を調査し、我が国で共通して適用できる基準作成を目標に3年間の活動を実施した。 活動をまRBIの概要をガイドラインの形でまとめることを目的とするWG－1と、実際にRBIを適用する際の手順書としてハンドブック作成を目標とするWG－2に分かれて活動を行った。活動を開始するにあたっては、最初に産業界に対してアンケート調査を実施している。 以下に活動の概要を報告する。