デュアルコアプロセッサを搭載したデスクトップ型産業用コンピュータ「FA3100S model 9500」

摘要

監視制御システムにおいて，プラントの状態を監視するためにコンピュータ技術が取り入れられるようになってから30年以上が経過している。システムのHMI（Human Machine Interface）端末として，プラントを抽象化した画面にシステムを流れるデータを映し出すことによって，オペレータの作業効率向上に貢献してきた。特に，トラブルによる僅かなダウンタイムでも操業損につながる鉄鋼圧延などに代表される産業分野においては，24時間365日連続稼動，故障検出，短時間復旧などが必須要件となっている。また，プラント設備としては10年から長いもので20年の間，同じ電気設備，システムを使い続ける。その期間，修理や増設を行うために，同じ機能で同じ形のものを長期供給し，保守することが強く求められる。