粉·粒体プロセスにおけるオンライン成分計の活用,導入の視点

摘要

IRM－Vは，水分や各種有機分の測定ができる近赤外線吸収を利用したオンライン形の赤外線成分計である。 近赤外線領域におけるOHなどの官能基の吸収スペクトルに対応した干渉膜フィルタを最大6枚使用し，専用の各種演算処理による1～3成分の同時測定や，水分測定のような単成分測定においても従来困難であった対象物の測定が可能になった。 適用分野も紙，食品，農業，化学工業，薬品，環境等，多分野に広がっている。以下に赤外線成分計IRM－Vの概要，特徴，用途例などについて説明する。