液晶テレビの動画表示性能を改善する

摘要

デジタル放送時代のテレビとして注目を集めている液晶テレビは，これまで様々な高画質化技術が開発されてきた結果，目覚ましく画質が向上してきた。なかでも動画表示性能の改善は，液晶テレビの黎明（れいめい）期からの重要な課題で現在も更なる向上が進められている。東芝は，液晶テレビの動画表示性能を大きく改善する技術"FrameBooster"を開発し，液晶テレビ“レクザ(REGZA)”に搭載した。液晶パネルに表示するフレーム数を2倍に増やすことで液晶の応答速度の向上だけでは得られない高い動画表示性能を実現することができる。また，高画質エンジン“メタブレインプレミアム”で映像シーンごとにFrameBoosterを最適に制御することにより，更なる高画質化を図っている。