家電機器へのIPリモコン機能組込みを容易にするソフトウェアプラットフォーム

摘要

近年，Wi-Fiネットワークを介してスマートフォンやタブレットからグラフィカルで対話的な操作によって家電機器を遠隔操作する，JP（Internet Protocol）リモコンが注目されている。しかしこれを実現するには，ソフトウェア構造が異なる家電機器への移植コストが大きいという課題があった。東芝は，ソフトウェア構造の異なる家電機器へのIPリモコンの組込みを容易にするIPリモコン用ソフトウェアプラットフォームを開発した。共通部分と機器依存部分に分離してソフトウェア構造の違いを効率よく吸収することにより，開発期間を短縮できるだけでなく，新規機能も容易に組み込める。このソフトウェアプラットフォームを，IPリモコンを用いて遠隔操作とクラウドサービスの利用を可能にする“レクザAppsコネクト”の開発に適用した。