ガスタービンにおける燃焼振動予測技術の研究

摘要

燃焼振動はドライ低NO_x燃焼を用いたガスタービン燃焼器で発生しやすく,燃焼器の耐久性や効率を低下させることがある。燃焼振動を予測するため,線形モデルを用いた解析手法の研究がこれまでにもなされているが，その多くは火炎を空間に固定された薄い平面と仮定して解析を行っている。しかし，実際には燃料濃度や流速に応じて火炎位置および空間分布は変化する。本研究では火炎位置変化および分布を考慮した解析を行い，実験結果と比較した。 この結果,火炎位置の変化および分布を考慮することによって。 燃焼振動の予測精度が向上することが分かった。