複合系応用システム研究分野

摘要

本研究分野では欠陥化学とイオン輸送現象をキーワードとして，高温高効率エネルギー変換·燃料電池と新規化学センサーの発を指向しつつ,固体イオニクスの基礎科学（固体化合物の熱力学的安定性,不定比性と欠陥平衡·物性，界面現象，ナノサイズ化効果など）を展開している。 2003年度から,水崎が21世紀COE：流動ダイナミックス国際研究教育拠点，川田が同じくナノテクノロジー基盤機械科学フロンティアの推進メンバーとなっている。 また2004年度からは特定領域ナノイオニクスの採択に伴い，その計画研究の代表者として川田が「高温表面固体の動的挙動の計測によるnano－NEMCA効果の検証」,水崎が「全ナノイオニクス構造高機能固体酸化物燃料電池の創製」を各々推進している。 更に，2005年度からは物質基盤センターの発足に伴い，そのG4グループのメンバーとして阪大産研との連携研究も開始している。