ァカデミアにおけるシーズ育成と自立化

摘要

我が国は基礎研究には強いが臨床研究に弱い，このことはここ15?20年ほどの間，各方面から 繰り返し指摘されてきています（Table1).基礎 研究を主に扱ぅジャ一ナルでは日本からの論文数 は世界第4位である一方，臨床研究を主に扱う ジャーナルでは25位と，他の国の後塵を拝している状況です.臨床研究に弱いとよく嘆くわけですが，見方を 変えれば，基礎研究に強いということは将来医薬 品?医療機器になり得るシ一ズがァカデミアには 多数存在することを示唆しており，臨床研究の環 境を整備し少し背中を押してあげれば，我が国の 臨床研究も短時日の間に欧米にキャッチアツプできるのではと考えます.