Dorsal Augmentation with diced cartilage enclosed with temporal fascia in secondary endonasal rhinoplasty-鼻内法での2次的鼻形成術における側頭筋膜包み細片軟骨による隆鼻術-

摘要

要旨：2008年から2011年までに著者らの方法による鼻内法 で2次的鼻形成術を受けた18例の患者を研究対象にした。 手術方法として、グラフトの準備はDanielとCalvertが既に 報告した方法に準じたっが、鼻内法に適するように変えた。鼻 中隔軟骨、肋軟骨あるいは耳甲介軟骨を採取し、11番メス で0.5から1mmの立方体の大きさにサイの目状に細片化し た。ハブ部分を切断したlccの注射器に細片軟骨を詰め込h だ。深側頭筋膜を5 x 5 cmの長方形状に採取し、lccの注 射器の周りに包み、5-0PDS糸で縫合した。中空状の筋膜内 に細片軟骨を充塡し、こぼれないように両端を縫合閉鎖し た。2本の3-0PDS糸をこの複合グラつトの頭側端に縫合し、 後の挿入操作に役立てた。鼻内法での鼻背部剥離は片方の軟 骨間小切開から行い、正確に必要以上に大きく剥離しないよ うにした。複合グラフトを2本のPDS糸により誘導し揷入 した後に、外側から指圧により複合グラフトを整形した。