石油統計速報〔2017年11月〕

摘要

（1）原油輸入量は、1，586万kl、前年同月比5．9％増となった。輸入動向を地域別に見ると、中東（前年同月比108．8％）、北米（前年実績なし）、欧州（同109．9％）等は増加した一方、中南米（同31．3％）、アフリカ（同27．0％）、大洋州（同29．5％）は減少した。国別にみると、サウジアラビア（同112．5％）、クウェート（同146．0％）、アラブ首長国連邦（同107．5％）等は増加した一方、メキシコ（同16．7％）、イラン（同81．3％）、オマーン（同28．6％）等は減少した。中東依存度（％）は90．8％となり、前月を3．1ポイント上回り、前年同月を2．4ポイント上回った。（2）原油処理量（精製業者のみ）は、1，548万klと前年同月比0．9％減となった。トッパー稼働率は、92．2％となり、前月を10．0ポイント上回り、前年同月を5．8ポイント上回った。（3）非精製用出荷は、10万klで、前年同月比48．6％減となった。うち電力向けは5万klで同72．2％減となった。（4）原油在庫量は、1，336万klで、前月比3．2％増、前年同月比3．9％減となった。