需要改善の兆侯も：一層の環境対応、安食対策を

摘要

日本のポリウレタン（PUR)工業とその関連需要業界は、他の産業界同様に一昨年第3四半期までは原油、ナフサ、PUR素原材料などが未曾有の価格高騰となったが、大手証券企業の経営破綻を契機として世界同時経済不況が日本にも急激に影響、昨年の年明け後はPUR工業も軟質·硬質フォームはじめ主原料なども減産、出荷減少が顕著となり需要回復には時間がかかるとみられていたが、在庫調整の進展や中国市場での回復傾向などから生産、販売ともに前年比減少ではあるが改善の兆候が見え始めているとの指摘がある。