3Dプリンタによる連続炭素繊維強化プラスチックの積層造形と機械的特性評価

摘要

プラスチック材料に強化繊維を用いる方法は広く実用化され，様々な分野で利用されるようになってきた。最近では，熱硬化性複合材料ではRTM成形法などを用いて自動車用途にもその利用が広がってきている。シート状の素材を重ねて成形を行う手法が主流であるが，不要な部分をトリミングで除去する必要があり，不要材が多く発生するということが課題になっている．このため，航空機用などではテープ状のCFRPを3次元的に配設できるATL装置などが実用化されてきている．成形時にテープをマトリックス材の融点まで加熱し融著される研究も進hでおり生産性の改善が進められてきている。